Alteryx Connectでのユーザ管理
こんにちは、小澤です。
Alteryxにはメタデータ管理を行うためのAlteryx Connectがあります。 今回は、Alteryx Connectにおけるユーザ管理について書きたいと思います。
PeopleとGroup
Connectにおけるユーザ管理の仕組みとして、ユーザを表すPeopleと、ユーザをグループ化してまとめるGroupという概念があります。
ユーザの情報はメニューからPeopleを選択することで確認できます。
遷移先では、以下のようにPeople部分にユーザ一覧が表示されます。
ユーザをクリックすると、その人に関する情報が確認できます。
ここでは、以下のような情報の確認や編集が行えます。
- プロフィール画像とメールアドレス
- ログインに必要なIDとパスワード
- Galleryにアップロードしているワークフローやオーナーになってるデータベースなどユーザに関連したメタデータ情報
- 所属グループのリスト
- Alteryx Connect上での活動に関する情報
ユーザの追加は右下にある「+」ボタンから行えます。
クリックすると、以下のようなダイアログが表示されるので、ユーザ名を入れて「CREATE」を選択します。
以下のようなユーザの詳細を入力する画面に遷移するので、必要な情報を入れて、右上の「SAVE」を選択することで、ユーザの作成が完了します。
ユーザは任意の複数グループに所属させることができます。 グループがどのように利用可能かは後述します。
グループの情報は、People画面にある Folders > Groups を選択することで確認可能です。
グループの画面では、以下のようにグループの一覧を確認できます。
特定のグループを選択すると、そのグループに関する情報が表示されます。
この画面の「List of Users」から、所属するユーザの編集を行えます。
また、ユーザと同じ要領でグループの追加も行えます。
グループの活用方法
ユーザをグループ所属させただけでは、ただのカテゴライズ程度に見えるでしょう。 グループの活用方法としては、権限の設定があります。
管理者権限を持つユーザでログインして 右上のユーザアイコン > Administration を選択して管理画面に遷移します。 この画面で左のメニューからSystem Permissionを選択すると以下のような画面に遷移します。
ここでは、ユーザやグループごとに、どのような操作が可能かを決めるものになっています。
ユーザ単位で個別に設定も可能ですが、グループ単位での設定ができるので、必要な権限ごとのグループを作成してユーザをまとめておくことができます。
Alteryx Serverとのユーザ連携
Alteryx ServerもAlteryx ConnectもSSOに対応しているので、そちらを利用すれば、どちらも同じユーザを利用するとことも可能です。
ここで、確認しておきたい項目としてSSOの設定をしていなくてもAlteryx Loaderを利用してAlteryx Serverとワークフローの連携を行っている場合、自動的に一部のユーザがPeopleに追加される点です。
Peopleに自動的に追加されるユーザの条件としては、"Alteryx Serverにワークフローをアップロードしている人"となります。 Alteryx Connectではオーナーという形で誰がどのワークフローをアップロードしたかという情報もメタデータとして管理されるので、その情報を得るために自動的に連携されるわけです。
この際、連携によって追加されたユーザは「Contributors」というグループに所属します。
ただし、ここで追加されたユーザはあくまでもワークフローのオーナーを定義するためのものなので、そのままではログインユーザなどでは利用できません。 ログインユーザとして利用する場合はPeopleにあるユーザ情報からログインに必要なCredentialsの設定を行ってください。
おわりに
今回は、Alteryx Connectの機能のうち、ユーザやグループに関する情報を解説しました。
Alteryx Connect自体は何らかの処理を行うというより、メタデータという形で情報を見るためのツールとなるため、細かい権限設定などは必要ありませんが、参考にしていただければと思います。
Alteryxの導入なら、クラスメソッドにおまかせください
日本初のAlteryxビジネスパートナーであるクラスメソッドが、Alteryxの導入から活用方法までサポートします。14日間の無料トライアルも実施中ですので、お気軽にご相談ください。